合宿1日目
8月10日(金)
 合宿1日目。何も知らずに合宿に参加、グランドに着くなり早速佼成学園とスクリメージ。防具をつけて2週間ばかりの新人にとっては、いきなり試練の日となりました。しかし、予想に反して意外と(?)アメフトになっている1年生。将来が楽しみなNewBEARSのメンバー達にニンマリでした。特に、秋のシーズンスタートでラインに入らなければならない1年生中心に見て下さい。

合宿2日目
8月11日(土)
 合宿2日目。合宿自体は2日目だが、すでに選手達は4日くらい経過したような顔つきになる。佼成・早実の選手達はすでに8日から合宿入りしているにもかかわらず皆気合いが入っている。まさに”がんばれ!BEARS”である。なんといっても新人がチームの半数を占めているため、分からないことが多いので、皆無口になってしまうのだろう。しかし、まだ2日目だ。ここは2年生が頑張らないといけない。昨年もそうであったように、BEARSの夏は2年生がイニシアティブをとり、2年生がリーダーシップを発揮しなければ秋へつながらない。今こそがんばろう。
合宿3日目
8月12日(日)
 今日は3日目。選手全員が意気消沈し始めている。そこでしょうがないので私の独断で”江戸取タイムマシン”を持ってきて、選手達を1990年代に連れて行くことに・・・。選手達は勿論疲れている。しかし、ここでこのまま終わらせると、せっかくの合宿が本来の意味を知らずに(?)終わってしまうと思った私が無理矢理タイムマシンに乗せて一昔前のフィールドに連れて行くことにする。練習が始まり、早実とスクリメージが始まる頃には、ピリピリムードに。とにかく何度もいっているように、新人にとっては青天の霹靂ともいうんべき状況に。アメフトの流れやルール、戦術すべてにおいて深く理解していないところに、張りつめた状況に陥っていくものだから、たまったモンじゃなかったと思う。近年の合宿でこれほど新人がここまで要求された練習はなかったと思う。新人の諸君、本当にたいしたモンだ。よく頑張った!後1日だ、頑張ろう!

合宿4日目
8月13日(月)
 合宿最終日。といっても先に入っている佼成学園はまだ終わらない。我々は途中から入り、先に終わることになる。一方、佼成学園の練習に目を向けると、一切意気消沈せず練習を盛り上げている選手達を見ると、春を制したのは当然であり、これから始まるレギュラーシーズンもきっと東京都をリードすることは間違いないと思わせる仕上がりぶりで圧巻だ。正直、何から何までうちとはケタが違いすぎる、無念。しかし、我々はまだ若い。環境も違う。満足な練習時間もとれない。そんな中で、新人が予想以上にに頑張った合宿だったと思う。練習最後は、BEARS名物(?)「Sweep drill」。今ひとつ吹っ切れなかった選手達が頭の中を無心にしてラインはダミーに、そしてランニングバックはエンドゾーンにむけて全力で走りきった。これで必ず何かが変わってくるはずだ。そう信じて、帰ってから最後の調整をして秋のシーズンを迎えたい。

ということで、わずか3泊4日ではあるが、この期間中頑張った選手にMVPが送られました。そこで、『なあ、1年生、確かにきつかっただろうけど、帰ってから辞めるなんていわないでね〜。』

夏合宿を終えて(今シーズンのBEARSを支えるコーチ陣紹介)

 無事、大きな怪我もなく夏合宿を終えることが出来ました。内容は、上記のコメントを読んで頂ければ、関係者なら分かって頂けるのではと思います。そこで、過去にも数回お知らせしていますが、今シーズンより新たに加わりチームをサポートしてくれているOB諸君を紹介したいと思います。OBコーチに関しては、今春のシーズン開幕にむけて、学内でも多忙な毎日を過ごす岡室先生の手助けができないかと考え、卒業生にコーチ招集を呼びかけたところ、嶋田コーチ(9期生)を筆頭に、青木コーチ・福本コーチ(共に11期生)・吉田コーチ(14期生)に加え、今秋よりラインを担当する河内コーチ(11期生)が加わってくれた。彼らはすべてボランティアであり、今回の合宿にも自費で参加してくれるなど本当に感謝してもしきれない。でも、私はそれだけBEARSを愛してくれていると勝手に考えている。そんな彼らの横顔を紹介したい。

嶋田ディフェンスコーチ(手前)・河内ラインコーチ(奥) 福本バックスコーチ
嶋田コーチ:本校9期生。東海大トライトンズから学生援護会ロックブルズでDBとして活躍する。その後、ジョンポンド氏のもとコーチングを学び、その経験を今の現役に伝えてくれている。生徒の理解度が増してきたこともあり、地区内では準備したとおりのディフェンスができた。 福本コーチ:本校11期生。千葉商科大学から三武ペガサスを経て、レナウンローバーズで活躍する。高校時代からRBとして活躍したが、肩関節が脱臼する持病があったが、オフェンス・ディフェンス両面に出場していた彼は、試合中にも何度かはずれ、その都度ベンチに戻り整復するとそのままフィールドに戻るというガッツある選手だった。

青木コーチ:本校11期生(写真なし)。BEARSで身につけたオプションを日本体育大学で開花させ、ゴールデンベアーズを大学初の甲子園ボウルに出場させた時のQB。その後、富士通、オービックシーガルズを経て、その経験を高校生用にリメイクしてプレイブックを作成した。春優勝は青木コーチのオフェンスプランによるところが多い。

河内コーチ:本校11期生。現役当時は今以上に少数の部員しかおらず、3年次はわずか12名でシーズンを戦った。(当時主将)その後、日本大学に進学し、フェニックスの一員として、故篠竹監督の下、濃密な4年間を過ごす。
吉田コーチ:本校14期生(写真なし)。本校初の関東大会準優勝時のQB。中学1年よりアメフトを始め、QB一筋でプレーする。オプションの切れ味はすばらしく、ハイパワーオフェンスの原動力となった。青木コーチと共にグランドでのスポッター役として重要な役割を担っている。

2007年 北志賀竜王Canp (8月10日(金)〜13日(月) 北志賀竜王高原) 

 今年も8月10日(金)から13日(月)までの3泊4日で、北志賀竜王高原にて行った夏期合宿の模様を紹介します。昨年同様、今シーズン関東大会を制した佼成学園と早稲田実業の3校合同で行いましたが、佼成学園と早稲田実業は8月8日(水)から合宿入りしているため、我々は途中からの参加となりました。ご存知の通り、BEARSは高校3年生が進学のため引退し、秋のシーズンに向けて新人11名を含む17名で戦わなければならず、戦力低下は否めません。そこで、ルーキーであっても重要な戦力として、佼成学園や早稲田実業の胸を借りる形で行うこの夏期合宿。たとえ、3泊4日といえども、新人を中心にシーズンに向けてとても有意義な合宿でした。

それでは、その合宿の内容をお伝えします。ルーキーの高校1年生は防具をつけてまだ2週間足らず。それでも、合宿と同時に佼成学園とスクリメージ(勿論、若手メンバーですが・・・。)を行いましたが、意外にも新人のがんばりに目を見張るものがありました。